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土地家屋調査士

土地家屋調査士

土地家屋調査士の仕事内容

不動産に関する資格のなかに、「土地家屋調査士」というものがあります。
これは、不動産を登記する時に必要な手続きなどを行うことのできる資格で、土地の持主などから依頼を受けて登記を代行するのがおもな仕事です。

具体的には、土地や不動産の登記にあたって、その土地や不動産の測量をしたり、調査をしたりすることや、その後に必要な申請を行います。
登記のための申請手続きというのは、素人にはとても難しいもの。
だからこそ、専門家である土地家屋調査士の力が求められるのです。

そして、不動産登記の手続きというのはとても複雑なものでもあります。
たとえば、最初にまず、「審査請求」という手続きが必要となり、それに続いて書類の作成などが必要になります。
これらの作業には多くの専門知識と膨大な作成書類、そしていくつもの煩雑な手続きが必要となりますから、これらをきちんとこなせるようになるまでには、長い道のりがあるのです。

土地家屋調査士になるには

土地家屋調査士になるためには、法務局によって実施される試験に合格しなければなりません。
試験といっても、単に筆記試験に合格すればいいというだけでなく、筆記試験に加えて口述試験にも合格して初めて、土地家屋調査士の資格が与えられるのです。

筆記試験には多くの科目があり、マークシートによる選択式の問題では、5択の中から正解を選ぶ方式になっています。
このタイプの問題には、「民法・不動産登記法」や「土地家屋調査士法」などの科目がり、これは基本的に試験日の午前中に実施されるようです。

続いて午後は、測量や作図に関する問題が出題されます。
これは、記述式の筆記試験となりますが、この選択式の午前中に行われる試験も、午後に行われる記述式の試験も、一定の点数を下回ると「足きり」をされてしまうという厳しい条件がついています。

つまり、すべての科目の合計が合格点を上回っていたとしても、いずれかの科目が最低ラインに達していなければ、合格することはできないということ。
こういった仕組みは、国家試験ではよくあるものですが、苦手科目をつくることができないというのはなかなか大変なことですよね。

そして、筆記試験に合格した人だけが、その先の口述試験に進むことができ、それに合格するとようやく、資格を得ることができるのです。
長い道のりではありますが、不動産の現場ではとても重要な資格でもあるのですよ。

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