司法書士

司法書士

司法書士とは

司法書士という資格は、誰もが耳にしたことがあるのではないでしょうか?
でも、実際にその資格がどのようなもので、司法書士がどんな仕事をしているのかを知っているという人は少ないかもしれません。

司法書士の仕事の中心となるのは、不動産に関していえば不動産の登記などの手続きをすることが中心となります。
それ以外では、なんらかの理由で検察庁や法務局、裁判所などに書類を出さなければならい状態になった時にそれを代わりに作成すること、そして、高齢者や障碍者など、自分で難しいことを判断したり、財産の管理をすることが難しい人に代わってそれらの管理をする「成年後見人」をになうこともあります。

また、選挙に何らかの理由で投票に行けない人のための不在者投票に関する仕事や、そのほかにも、簡易裁判所での訴訟に関することなど多岐にわたる業務内容があります。
これらの仕事は、いずれも民法に基づいて行われるもの。
法律の専門家として、人々の生活のさまざまなシーンでの困りごとに専門知識で対応していくのが司法書士なのです。

試験のスケジュール

司法書士というと、難関資格のひとつというイメージが強いかもしれません。
司法書士の国家試験は、1年に1回、毎年7月に実施されます。
そして試験では、「憲法」「民法」「商法」「会社法」「刑法」などの法律に関する問題が出題され、さらにそれに加えて「民事訴訟法」「司法書士法」「不動産登記法」といったより専門的な法律に関する知識を問う試験も実施されるのです。

これらの試験をクリアすると、その次に「口述試験」が待っています。
これは、必携試験で問われた内容を今度は対面形式で問うもので、筆記試験が終わったからと油断はしていられないようですね。

司法書士試験の合格率は2パーセント前後ととてもすくなく、これが難関資格とよばれるゆえんです。
しかも、資格を取得したからといってすぐに司法書士として活躍できるとも限りません。
司法書士の資格を取ったあとは、まず、司法書士事務所に勤務して実務経験を積み、、その後初めて一人前の司法書士として独立するというパターンが多いようです。

難関資格である司法書士ですが、不動産に関することだけでなく、さまざまなことに対応することのできるとても心強い資格であることは間違いないもの。
取得できればそれは、一生モノの資格になることは確実です。

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