下町風情の残る荒川区
荒川区といえば多くの人が下町というイメージを持っています。
周辺地域には足立区、台東区、墨田区、北区といった地域が並んでおり、昔からある地域がほとんどです。
昔ながらの区画が多いので、道が狭くごちゃごちゃしている印象を持たれがちです。
荒川区の特徴として、昼間人口より夜間人口が多いというものがあります。
区外からくないへの通勤通学をしている人よりも他の地域に出ている人が多いのです。
ただし、その数もあまり多くなく昼夜での人口の変動はあまり多くはありません。
このような傾向があるのが荒川区に住んでいる人の多くが区内での移動をしていることが多いということです。
外国人も多く住んでいるエリアもあり、昔ながらの街並みと新たな街並みとで少し変わった街となっています。
荒川区で人気のエリア
荒川区の中でも西日暮里は個性的な地域です。
商店街があるものの大型スーパーがなく昔ながらの街並みです。
昔は家賃相場もとてもリーズナブルだったので学生の一人暮らしが多くいる地域でした。
しかし交通アクセスが良くなったことで最近では地価も上昇しておりビジネスマンも増えています。
日暮里駅周辺は西日暮里よりも少し都会のイメージが強い地域です。
下町っぽいエリアも残しつつも高層マンションがどんどんと立ち並んでいることで新興住宅地ができています。
荒川に近い方はまだまだ土地開発が進んでおらず昔ながらの街並みが続いているので、駅から荒川区の中心に向かう方が治安が悪くなるということが言われることが多いです。
都電荒川線沿線も住みやすいとして知られています。
特に三ノ輪橋周辺エリアは商店街だけでなく大きな商業エリアもあるので日常生活には事足りません。
荒川区の地価公示価格の変化
荒川区は地価公示価格は171万円であり、これは東京都の57市区町村の中で17位です。
全国的に見ても31くらいですから全国的にも高い地価であるといえます。
2008年度から地価が下降傾向をたどっていましたが、2011年にとまりそこから上昇傾向を見せています。
2017年度は上昇率が4パーセントを超えており、これは都内でも10番目です。
地域別に見ても、日暮里エリアは地価の上昇が6パーセントを超えている地域が多く、これからも新たな大型マンションの建設が続く間、地価は上昇傾向が続くことが予想されています。
全体的に日暮里エリアや三ノ輪エリアは人口増加率が高いですから、まだまだ地価の上昇が期待されています。
荒川区内は都市開発が進み始めており、以前の治安の悪いイメージも変わりつつあります。
このまま地区のブランドイメージが変わり、人口増加が続けばさらに地価は上昇することが期待されています。