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建築基準法をざっくりと学ぼう

私たちが快適に生活できるため、建築に関する必要なルールをきめなければなりません。
そのルールが「建築基準法」です。
建築時には、この建築基準法を遵守する必要があります。
そして、基準を満たさない場合は法律に基づき罰せられることになります。
あなたがマイホームを持とう、家を建てる際にはこの建築基準法が関わってきます。
建築基準法はとても細かく膨大なルールが定められているため、ここではざっくりと学んでいきましょう。

建築基準法の目的とは

建築基準法が作られた目的は、「建物の基準をしっかりと整えることで、そこに住む人の命を守る」ということにあります。

たとえば、建物の造りが甘いものであれば、どこかを壊して人が侵入してくるかもしれません。
また、地震が起きたときに潰れてしまい、人の生命を脅かすかもしれません。
だからこそ、建築基準法を定め、その範囲の中で建築をするというのは、とても大切なことになるのです。

建築物は、色々な意味で人にとって大きな財産になるもの。
だからこそ、安全で安心して利用することができる様な建物にしなければなりません。
この建築基準法は1950年に施行されていますが、その後に少しずつ改正され、時代に合わせたものに作り変えが行われています。

耐震について

建築基準法で一番よく知られているのは、「耐震」ではないでしょうか。
阪神大震災以降、建物の耐震基準の見直しが進みましたから、その時に注目された建築基準法についてご存知の方も多いのではないでしょうか。

あの耐震基準も、建築基準法の中に含まれている決まりごとのひとつ。
そのことでもわかると思いますが、建築基準法はすべての基本になるものとなっているのです。

再建築不可の物件について

建築基準法のについて調べてみると、42条に「接道義務」というものがあるのを見つけました。
これは、建物を建てる時に道路に側の土地の大きさが、4メートル以上なければならないという法律のこと。
この基準を満たしていない土地に建っている物件は「再建築不可物件」になるそうです。

現在の建築基準法を満たしていない土地に建物が建っている場合、仮にその建物が劣化して建て直しが必要になったとしても、新築にすることができません。
ですが、建物が使用できないから「再建築不可物件」と言うことではありません。再建築不可だから今後手をつけられないのかというとそういうことはないようです。

さいごに

不動産にも色々な種類があることが分かります。
どんな形であなたの生活と関わってくるか予測がつかないかもしれませんね。
こうしてみると、不動産業界の奥の深さがよくわかるのではないでしょうか。

そうしたことも全部建築基準法に則っているので、機会があれば学んでおくことも大切になるかもしれません。

関連カテゴリー参照:不動産に関する資格

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