不動産コンサルティング技能登録者とは
建築士などの他の不動産関連資格とは少し異なる内容と性質を持つものとなります。
不動産の売買というのは、素人にはわからない様々な要素をかんがみて判断し、その本当の価値を見極める必要があります。
そして、そのような不動産を見極める知識と技能を持っていることを証明する民間資格が、「不動産コンサルティング技能登録者」なのです。
民間資格というと不安を感じる人もいるかもしれませんが、この資格は国土交通省に認定された資格であるため、資格としての信頼度も比較的高いものとなっています。
不動産コンサルティング技能登録者の資格と持っていると具体的にどのようなメリットがあるかというと、それはおもに不動産の売買に関して、これから不動産を買いたいという人に、その人の求める条件にあった不動産を探すためのアドバイスができることや、あるいはこれから不動産を売りたいという人に、少しでも良い条件で売却できるようにアドバイスしたりということができるのです。
専門知識があれば、法律などに基づいて公正で信憑性のたかいアドバイスをすることができます。
土地の売買というのはとても大きな金額のお金が動くものですから、このような専門知識をもった人が身近にいてくれれば、売買希望者にとってはとてもこころ強いことですよね。
そんな、よりお客さんに近い場所で専門知識を生かすことのできる資格が、不動産コンサルティング技能登録者なのです。
不動産コンサルティング技能登録者になるには
ただし、不動産コンサルティング技能登録者の資格を得るには受験資格が必要です。
そして、その受験資格は宅地建物取引主任者資格を持っていて、さらに有資格者としての登録があって実務についているか、これから付こうとしている人、あるいは、不動産鑑定士の資格を持っていて、こちらも同様に登録を行い、実務についている人である必要があります。
つまり、受験資格を得るだけでもかなり高いハードルがあるのです。
しかい、それだからこそ、きちんとした知識に基づいたアドバイスができるのでしょうね。
宅地建物取引主任者資格の試験は、選択式の問題と記述式の問題があり、内容には事業企画に関することから経済、金融といったお金に関すること、さらには税制や法律に関することなど専門的かつ幅広い内容となっています。
しかしもともと専門資格を持っている人が受験するためか、合格率は比較的高い傾向にあるようですね。
