カテゴリー別アーカイブ: 不動産に関する資格

ホームインスペクター

住宅のドクターとして活躍する資格

新しい住宅を購入する際や、これまで住んでいた住宅を手放す際には住宅そのものがどんな状態なのかを調べる必要があります。
欠陥の有無をはじめとして、住宅の劣化状況などをしっかりと確認しなければ適正価格を知ることはできません。

こういった部分から住宅診断を行いますが、この住宅診断のことをホームインスペクションと呼んでいます。
建物がどういった状況なのかを知ることによって、前述の通り、適正価格での取引を行うことができるでしょう。
また、あまりにも劣化状況などが広ければ、まずはこういった劣化状況を回復した後で手放すといった方法なども選ぶことができます。

まずは住宅がどのような状態なのかを知らなければ、その先に進むこともできません。
わからないからといって不動産業者に言われるがままリフォーム費用などを支払ってしまえば損をすることもあるわけです。
また、見た目では分からずに綺麗だからといって住宅を購入したら、内部的には欠陥がとてもたくさんあったという状況になってしまうのも避けたいところ。

そのためにも、ホームインスペクションを行う必要があるのです。
ここでしっかりとしたホームインスペクションが行えるのが、ホームインスペクターになっています。
耐震診断を行うことなども可能になっていますので、近年ではとても重要が高くなっている資格です。

住宅についてのアドバイスをして安心させることができる

ホームインスペクターとして働くことになると前述の通り、さまざまな住宅診断を行っていくことになります。
それは住宅診断士とも言われており、現時点で住宅がどのような状況なのかを目視などでチェックしていくことになります。

その上でメンテナスが必要な部分やリフォームが必要な部分などをアドバイスし、さらにはおおよその費用などを一つの相場として依頼の時に伝えることとなります。
あくまでも中立的な立場でアドバイスするといった専門科になりますので、感情論などは一切関係なく住宅を購入したい方や売却したい方からの信頼を得ることにつながります。

診断を行った際には口頭で伝えるだけでなく、どのような部分を診断したのか報告書をしっかりと作ることになります。
また診断をする項目についてもあらかじめ決められていますので、このような決まりに基づいて行っていきます。
外回りや室内床下屋根裏、天井裏、設備の状態などをしっかり確認した上で、最終的には報告書を作ります。

この報告書を持って依頼主はその後のメンテナンスや購入などを考えますので、ホームインスペクションを行うか、行わないかで住宅に対する信頼度や不安度が大きく変わってくるのです。

所要時間や収入

ホームインスペクターがお仕事をする際には、一件あたり2時間から3時間程度となっています。
また料金に関してはそれぞれの業者で違いますが独立して働く事も可能となっており、一般的な相場を見ていると5万円前後となるようです。
一軒ごとの住宅診断を行う際にはにこれが収入になっていきますので、信頼を得て、顧客が増えれば増えるほどご自身の収入も多くなっているでしょう。

ホームインスペクターになるためには、あらかじめ申し込みをした上で試験会場に出向く必要があります。
択一式の試験となっており90分間で50問が出題されます。
1年に一度の試験となっていますので、チャンスをのがさず申し込みをしましょう。
NPO 法人日本ホームインスペクターズ協会が行っている試験となり、特に受験資格などはありません。

敷金診断士

敷金問題のプロ

近年では賃貸住宅をはじめとして敷金礼金に起きるトラブルが後を絶ちません。
敷金というのは本来借りていた側に戻るといった認識を持つものですが、何らかの理由をつけて敷金の返却を行わない家主さんなどが増えているといった現状があります。

敷金や保証金をどのような場面で返却するのかについて詳しい知識を持った上で、その正確性をしっかりと判断していくのが敷金診断士になります。
敷金診断士が行うのは退去する際の立会いや敷金の返還交渉などとなってきます。

またこちらの資格は有効期限が決められており、有効期限が2年間ですので、2年を過ぎる頃には更新しなければなりません。
更新をしないとその後は敷金診断士として働いていくことは出来ませんので注意しましょう。

合格率は高い

敷金診断士の合格率に関しては平均して70%前後となっていますので、さほど低いものではありません。
敷金判断師の資格を取得することによって、不動産業として独立開業する、または他にも不動産関係の資格を持っている方はその後もさらに活躍していくといった未来があります。

また、顧客からの信頼を得るためにもメリットの多い資格となっています。
特に賃貸物件を扱う上で敷金問題というのは必ず出てくるものですから、敷金についてプロとして働けるのは不動産業界にとっても非常に大きな助太刀となってくれるでしょう。
原状回復の査定や、その他にも敷金や保証金が適正であるかどうかをしっかりと見極める立場になってきます。
また、現状回復を行う際にも、どこまでの原状回復が必要なのかを顧客側と家主側でしっかり納得ができるように導いていく立場です。

受験の内容について

敷金判断師の資格を取るためには特に必要な受験資格などがありません。
どなたでもチャレンジできるようになっています。
また試験内容に関しては2時間で50問を解いていくものとなっており、50問の内容は4肢択一式となっています。

民法に関することや消費者契約法、宅建業法や民事訴訟法、区分所有法などといったジャンルの中から出題されます。
また、こちらは法令系科目になりますが、もう一つ建築系科目も出題されることになっています。
建築系科目については建築物の構造および概要、その他にも建築物の部位の名称建築設備の概要、建築物の維持ならびに保全に関する知識およびその関係法令等の中から出題されます。

満点中の7割以上が正解していれば試験には合格となります。
こちらの試験の申し込みは1年に2回ありさ、10月の中旬から1月の上旬頃まで、もう一度は3月の下旬から6月の中旬頃までとなっています。
受験の会場はそれぞれの試験で変わりますので事前に確認しましょう。

また合格した後の更新については、2年ごとに更新料を支払う必要があり、この更新を行わなかった際には、最初にお話したとおり、敷金診断士を名乗って仕事をすることができなくなります。

任意売却取扱主任者

任意売却取扱主任者の仕事とは

任意売却取扱主任者といった資格は任意売却におけるスペシャリストともいえるものです。
総合窓口として活躍するだけでなく、その他にも、弁護士や債権者等と様々な話をしながら、最終的な任意売却の取引を成功させるための力添えをしていきます。

任意売却というのは非常に様々な手続き等がありますので、専門的な知識を持った人物がいなければ行うことができません。
これまでは基本的に弁護士と不動産業者の中でも責任者などが行っていましたが、任意売却取扱主任者という資格が出てきたことによって、こちらのジャンルに特化して働くことができるようになりました。

また大手の不動産産業者などではこちらの資格を持った人に任意売却の取引を任せることができるため、効率よく仕事をすることができるのです。
そのため不動産業界では生産性のアップを図ることも可能です。

任意売却に必要な返済計画のスケジューリングだけではなく、その他にも様々な債務の返済計画、引越し先の確保など多くの問題が潜んでいます。
こういった問題について一つ一つ依頼主と連携しながら、任意売却取扱主任者が顧客へのアドバイスも行っていきます。

モラルを問われる仕事

任意売却というのは前述の通り非常にデリケートな問題をして隠し持っています。
そのため、このような案件を取り扱うスタッフ自身もある程度のモラルを意識した上で、顧客との取引を行っていかなくてはなりません。

任意売却の依頼者というのは様々な問題を抱えていますので、プライベートな部分に着目した上で取引をする必要があります。
ずんずんと仕事のことだけを考えてしまうようではモラルに問われてしまうこととなるでしょう。

そのため、高いモラルを必要とした資格になっており、任意売却を行う上で、依頼者がどのような心理状況なのかをある程度把握した上で取引を進めていく必要があります。
ですから、そういった意味でも基本的な知識をはじめとして対応方法や弁護士とのやりとり、最終的に取引が完了するまで精神的にも多少のフォローをしながら依頼者とは関係を築いていく必要があります。

活躍できるのは不動産業界だけじゃ無い

任意売却取扱主任者の資格というのは不動産業界だけで役立つものではありません。
債務整理は取り扱っている業種はさまざまですので、弁護士事務所や金融機関など多くの職場を探すことができるでしょう。

こちらの資格を取るためのポイントは実務に関するものとなります。
この実務に関する内容をしっかりと頭に叩き込んだ上で受験に挑んでいきましょう。
またこちらの資格を所得するためには非常に難しい勉強をする必要はなく、6時間の指定された講習を受けるというのが条件になっています。
6時間の講習を受けた後、最終的には試験が行われますので、この試験に合格すれば資格を取ることができます。

不動産キャリアパーソン

まだ歴史の浅い資格

不動産キャリアパーソンという資格は歴史がまだ浅い資格となっています。
しかし不動産業界で働く人には非常に大切な資格となっており、特に実務において重要な存在となっています。
2013年から始まった資格になっており、前述の通り実務に必要な知識が身につきますので、これから先は不動産業界で働きたいと考えている人にはニーズの高いものだといえるでしょう。

どのような業界でも同じですが、不動産業界についても新人教育を行っています。
新人教育をする中で人手不足になってしまう不動産業者や、あまりにも忙しすぎてしまい、新人教育に値する時間を割いているのが難しいという業者などでも、こちらの資格は大いに役立ってくれるのです。

参考書などを見てみると新人教育の一環とも受け取れる内容が凝縮されています。
不動産キャリアパーソンの資格については重要事項の説明や署名捺印などをするための役割は持っていません。
しかしながらその他、不動産業界で役立つ資格と大きな違いは、実務に役立つということです。

新人は知識がなくミスをすることも多い

不動産業界で働いていく中で、新人さんというのは様々なミスをしてしまうことが多いことをご存知でしょうか?
これは基本的な知識がないことや物件調査をする際にも見落としてしまうポイントがあるからです。

しかし、不動産キャリアパーソンの資格を取得するためには、このあたりも基礎がしっかりと身につきますので物件調査を行う際にも、見落としてしまうという事がありません。
新人としては次から次に新しい知識を身につけながら働きますが、すでにそういった基礎的知識を身につけた上で働けるメリットがあるのです。

顧客からの質問に対してもある程度ならば説明を行うことができ、さらには多少のアドバイスをすることもできるでしょう。
上級資格を持っていても、基礎的部分は勉強することがなく見落としてしまうことや知らないこともあります。
そんな時でも不動産キャリアパーソンの資格を持っていれば、同じような悩みを抱える必要がなくとても安心です。

申し込み方法など

不動産キャリアは、その資格を取るためには全国宅地建物取引業協会連合会のサイトで申し込むことになっています。
こちらに申し込みを行い、その後は料金を支払いますが料金の支払いはコンビニでも可能となっています。
その後教材が先方から送られてきますので、この教材を使って勉強していきます。

基本的にはインターネットで動画を視聴するといった方法がメインになりますが、この他にも、手元にある教材を参考にしながら勉強することが可能です。
講座を受けた後の修了試験は1ヶ月に2回行われていますので、万が一今月の試験に不合格となってしまった場合でも、来月再びチャレンジすることができます。

ただし、申し込みから12ヶ月以内に終了試験を受けなければならないといった決まりがありますので、この期間を意識しながらしっかりと勉強していきましょう。

不動産仲介士

宅建を持っていなくても信頼が得られる

不動産仲介士の資格は、どの場面で役立つのかと疑問に感じる方もいるようです。
不動産業界で最も精通しているものといえば宅地建物取引というものになりますが、こちらの宅建資格を持っていない方でも不動産仲介士の資格があれば、大きな信頼を得ることができます。

コミニケーション能力をはじめとして税務関係や法律、さらにはビジネスマナーとして不動産に関する様々な知識を持っていますので、これは不動産業者として活躍していくためには大きな後ろ盾になってくれるでしょう。
また、最終的には宅地建物取引主任者の資格を取りたいと思っている方にも役立ってくれる資格となっています。

不動産仲介士の試験を受けるためには、NPO 法人日本レジデンシャルセールスプランナー協会に入会しなければなりません。
その上で必要な講義に参加することによって資格が与えられることになっています。
ただし最後には試験がありますので、この試験に合格しなければなりません。

不動産仲介士になるために必要なのは基礎知識だけではなく、建築知識や時事問題なども含まれてきます。

独占権は無いけど優遇される

不動産仲介士の資格そのものには独占権がありません。
しかしながら独占権がないからといって、全く役に立たないかと言えば上記の通り非常に役立つのです。
宅地建物取引主任者の資格を取る際にも前述の通り役立つことが知られており、前もって基礎的な知識を持った上で的確なアドバイスをすることができるため、顧客からの信頼を得ることになります。

不動産業界ではプロとして活躍できる資格ですので、習得しておいて損をするようなことはありません。
また、多くの不動産業界における資格の中でも比較的取得しやすいといったメリットがあります。
中でも一番難しいのは不動産鑑定士と言われているのですが、こちらの不動産仲介士についてはさほど難しくありませんので、チャレンジする際にも勉強量などが少ないといえるでしょう。

まずは基礎知識のためにも取得する

不動産仲介士はお仕事をしていく上で十分役に立ってくれる資格です。
そのためまずは、不動産業界において様々な基本的な知識を身につけるためにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
その上でステップアップしながら複数の資格の取得に挑戦していくというのが1番ベストな流れとなります。

最初から難しい国家試験に挑むというのも決して悪くはない方法ですが、まず基礎的な知識を身に着け資格を取ることによって、自分でも自信が持てるようになるでしょう。
その上で国家資格などを目指していけば、すでに基礎的部分は自分の頭の中に入っていますので、その他の部分を新しく勉強すればよいことになります。
国家試験に向けて勉強量を絞り込み、さらには時間も短縮していけるために不動産仲介士の資格から取り始める人もたくさんいます。